
Prologue
東雲アイラ(松岡由貴)
七葉
Prologue
東雲 アイラ (松岡 由貴 )
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1
お話を はじめましょう
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2
遠い日の物語
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3
目を閉じて 耳もとで
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4
テムズのせせらぎに 濡れた
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5
折れた翼抱いて眠る彼ノ女
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6
老いた手の誰かが
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7
かけた呪い(ワルツ)気の毒ね
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8
ここで終わればよかったものを
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9
はじまる旋律 愉しげな悪夢は
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10
終われない永遠のメリーゴーラウンド
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11
おろして…
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12
ああ ワルツに閉じ込められた
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13
回る 幸せな 彼ノ女
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14
ああ 手を振る影も消えた
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15
引き離す運命の木馬が
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16
陽気に 奏でた メロディに
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17
手を 引かれて
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18
さらわれた彼ノ女
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19
「そして彼ノ女は、旅に出た。
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20
灯りの消えた遊園地の中で、
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21
11万回の夜を越え、
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22
残された約束を果たすため。
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23
それは出会いと別れの物語」
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24
まわり続ける木馬
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25
そう 一人で
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26
ずっと 一人で
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27
過ぎてく 人影
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28
彼ノ女は 手を振って
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29
さよなら さよなら
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30
夜がまたくるの
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31
まばゆくまわる
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32
オレンジの荷馬車
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33
君もさよなら
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34
明日になれば…
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35
過ぎてく 人影
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36
彼ノ女は 手を振って
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37
さよなら さよなら
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38
夜がまたくるの
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39
『赤い瞳の古い知り合い。
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40
見上げる月を遮るのは、
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41
いつかの悪夢のその背中。
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42
まるで針の飛んだレコード。
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43
踊り疲れた村人達は、
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44
一人、一人と眠りに落ちてく。
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45
終わりはまるでモノクロフィルム。
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46
ダメよ、静かにして?
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47
あの子が寝てるわ。
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48
十字架と、破滅と
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49
祈る人と、抗う人。
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50
くたびれたあの子は
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51
“時よ止まれ、お前は美しい”と、
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52
小さくささやく。
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53
まるで恋をもとめたゲーテのファウストのように』
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54
語られぬ お話の続きを
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55
語るならば 語るならば
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56
幸せな結末を ああ 聞くの
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57
Merry Go Somewhere
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58
Merry Go Somewhere
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59
Merry Go Somewhere
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60
Merry Go Somewhere
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61
Merry Go…
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62
もしも願いひとつ 叶うなら
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63
最期の奇跡が あるのなら
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64
足音が聴こえた 軋む指先で
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65
一つだけ残った 約束が
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66
ああ 悪夢はまだ止まらずに
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67
霞んだ霧の扉 呪うリズムで
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68
翼の折れた歪なワルツ踊る
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69
もしもこの先に希望があるのなら
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70
扉を叩き続ける 何度も
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71
覗く光 それが奇跡なら
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72
ああ 輝きに満ちた世界
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73
涙なんてなにもなかった
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74
嘘で満ちたおとぎ話
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75
遠い約束はいまも
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76
もうワルツも踊り慣れた
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77
悲しみも絶望も隠して
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78
さぁ お話は繰り返す
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79
望む結末は きっと
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80
ここから始まる物語
