 
        
ハルガレ
MARiA
 
        站長
740
        
        歌詞
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      ハル ガレ 
        
        MARiA
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            花冷えた心 微睡む車窓 
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            西明かりに 揺れている慕情 
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            席の向こう 君の肩に 凭れる 違う人 
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            栞を綴じた胸に 消えない人 
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            然して今は 知らない人 
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            髪の色も 弾む声も 知らない彩(いろ)に 染まっていく 
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            嗚呼、独りで恨んでいる 忘れていく君を 
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            嗚呼、独りで想っている 終わった春の日を 
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            晴れやかに 燻んだ空に 並んだいつかの 平行線 
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            結んだ距離が すかした声が また 弾ける 
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            腫れた目 浮かんだ涙 
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            綴った恋が 鳴らした景色の残響は 
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            まだ「さよなら」に 焦がれている色 
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            青い、春枯れの鮮やかな色 
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            もう 名残り雪も 跡もなく 花を濯ぎ 
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            夏の匂いを 蕾んでいく 目もくれず 目もくれず 
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            置き去りの 恋心も 淡い雪の 融ける様に 
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            水に 流して欲しかった 人知れず 人知れず 
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            また、答えに迷っている 解りきっていても 
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            嗚呼、独り継ぎ接いでいる 止まった春の日を 
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            花曇り 連れない空に 飛ばした いつかの放物線 
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            消さないでいた 幼い影すら 遠ざかる 
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            黄昏 照らした夜空を 吸い込んだまま 
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            花焼けていた 感傷は 
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            まだ「さよなら」も 初めてのこと 
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            晴れやかに 燻んだ空に 浮かんだ笑顔は 幻想で 
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            もどかしさが 滲んだ目から 零れ落ちる 
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            遥彼 染まった頬に 触った手から 
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            伝った 季節の残響が 
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            また、咲き始める 
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            君と並んで見ていた 紅空に 並んだいつかの 平行線 
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            結んだ距離が すかした声が また弾ける 
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            腫れた目 浮かんだ涙 
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            綴った恋が 濡らした景色の残響は 
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            もう「さよなら」の 次の日の色 
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            藍(あお)い、春枯れの鮮やかな色 
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            知らない花が咲いている 
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            また季節が 芽吹いている 






























