

火花
まなえ

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火花
まなえ
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十六夜に 薄明かり 一人はぐれて
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思ふのは いつか見た 憂い顔
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会えないならいっそ
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忘れてしまえと
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手を拒んでみても
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水面の月さえ翳る
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遠く遠く、弾けてゆく
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涙だけは 枯れないまま
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冷えた身体 焦がしていく
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夢覚めるまで
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一つ二つ 咲いた火花
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夢を映す、眩むほどに
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明けぬ夜を 照らしている
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散り果てるまで 想ふ
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頼りなく 揺れている 瞳隠して
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緋の火を 浮かべては 何を思ふ?
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散りゆく蕾だと
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知りながら手にとって
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現は朧気に
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夢心地で見つめてた
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一つ二つ 移ろふまま
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影はひらり、名残るように
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落ちる痛み 教えて去く
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夢覚めるまで 眠る
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煙る火薬の匂いと、遠く霞む輪郭
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どうか消えないでって 何度も唱えた
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風に揺れる 勿忘草
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限りのない想い 今も
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私の中 焦がしている
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夢覚めるまで
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一つ二つ 咲いた火花
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今もくらり、眩むのなら
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こんな夜も 怖くはない
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夢覚めるまで
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恋果てるまで 想ふ