
CANDY
高橋優
Chris
CANDY
高橋 優
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1
それは晴れた昼下がりのありふれた出来事
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2
図工の授業で風景画を描いていたときの出来事
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3
「この色キャンディみたいだね」と誰かが笑った
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4
「ほんとだ、絵の具じゃないみたいだね」と別の誰かも笑った
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5
その筆は僕の口元に差し出され
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6
「ほら舐めてみろよ」と女は笑った
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7
抗うよりも応じる方が痛くされないと
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8
僕は知ってた 僕は知ってた
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9
強かな人になろうと誓った
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10
誰にも期待などしなかった
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11
あの人たちが正しいなら 僕は世界でも敵に回そう
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12
愛はどんな味でしょうか?
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13
友情はどんな形でしょうか?
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14
毎日のように差し出された キャンディの味を僕は忘れない
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15
それは雨が降り出した夕暮れ時の出来事
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16
下校中大切にしていた傘を開いたときの出来事
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17
雨の日も楽しめるようにと母が買ってくれた
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18
大好きなキャラクターが大きくプリントされた傘
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19
木の枝で叩かれていくつも穴があいてた
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20
「この方がお前によく似合う」と笑われた
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21
それ以上傷つけられるのを見ていたくなくて
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22
僕も笑った 僕も笑った
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23
憎しみの色に染まらないように
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24
馬鹿な大人にならないように
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25
あの人たちが何をしても やり返すことだけはしなかった
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26
川辺の土に傘は埋めた
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27
落として流されたことにした
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28
毎日のように空想の出来事を 家族に話しては笑っていた
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29
それでも世界は回り続けてた
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30
どんなことも'昨日'になった
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31
涙もあの痛みさえも 怖いほど忘れられると知った
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32
強かに生きていこうと誓った
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33
これは繰り返さぬための歌
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34
追いつめ奪うのが正義なら 僕は世界でも敵に回そう
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35
愛はどんな味でしょうか?
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36
友情はどんな形でしょうか?
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37
毎日のように差し出されたキャンディの味を僕は忘れない
