
少年ブレイヴ
IA
なくら
少年 ブレイヴ
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1
「虐めないでよ」って泣いてばっかり
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2
震えちゃうのも仕方ないのです
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3
孤独を敏感に恐れている
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4
少年の僕を「勇気」は嫌った
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5
同じ様に雨に濡れている
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6
子犬に理解を求めていた
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7
自分勝手に抱き寄せていた
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8
「君は僕を虐めないよね?」って言って
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9
「「友達」になろう。言葉じゃないところでさ。
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10
話がしたいよなぁ」
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11
そんな僕に 悲劇が待ってた
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12
聞こえたんだ 声が盛大に
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13
閉ざした脳を ノックする
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14
「あいつは汚い」「そいつを騙そう」
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15
「大嫌い」「死んじゃえよ」
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16
なんて 「思いの声」が一斉に
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17
拒んでいたってノックする
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18
言葉にしない心が 突き刺さって
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19
もう泣きそう
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20
「希望を願った罰だ」って
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21
孤独網の騒音は
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22
僕にこんな代償を
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23
植え込んでいた
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24
そして今日も声は責め立てる
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25
流れ込んで 僕を溶かしていく
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26
他人の 心理を盗み取れる
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27
面妖な僕を 誰もが嫌った
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28
逃げ出そうと 外へ飛び出せ
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29
ここじゃもう 息も出来ないから
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30
街の憎悪の 目を避けてさ
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31
僕はそっと 駆け出した 何処かへと
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32
迷い込む森
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33
行き場の無い静けさに
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34
また怯えちゃう様な
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35
そんな僕を 誰かが待っていた
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36
聞こえたんだ
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37
「今日も淡々と 描いた「今日」を待ってるの。
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38
誰かお願い ここから助け出してよ 寂しいよ」なんて
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39
「思いの声」は逡巡な
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40
昨日の僕の様なんだ
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41
「「心」が怖い?」
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42
「明日を変える「勇気」も足りない?」
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43
「そんなことない」とノックした
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44
物語は繊細で
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僕はそっと慎重に開いていた
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46
踞った少女は言った
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「昨日も、今日も、一昨日も
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48
広い世界が簡単に崩れちゃう
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49
夢を見ていた」
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50
「怖いよ」なんて感情も
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「辛いよ」なんて泣き声だって
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52
絵本みたいに、救い出してしまえたなら?
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53
芽生えた今日の感情を
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54
絞った声で ノックして
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55
君に話そう
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56
「それでも、大丈夫だよ。泣かないでよ」って
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57
「思いの声」の心臓を
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58
包んで笑い合えたなら
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59
「心を救う心」を
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60
僕は「勇気」と呼べそう
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61
進み始めた毎日の僕は今日も平凡で
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62
ドアの外の声は もう聞こえない
