
まだあの月と溺れていたい
天月
站長
まだあの月 と溺 れていたい
天月
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1
「この歌がさ、君に届きませんように。」
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2
そんな口振りで表情を隠しながら
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3
「幸福を願っています。」と
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4
善良な思想 掲げて歌った
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5
本当は愛に飢えているくせに
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6
この街をいつから嫌いになった?
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7
雲の切れ間 太陽が笑っていた
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8
吸い込まれるような日々は
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9
あの水溜まりと共に消えてった
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10
頬を伝うのは夢の跡
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11
数秒間息を止めれば すっと
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12
環境音さえもあやふやになって
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13
夕方五時に音が止まった
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14
静寂の中で歌っていた
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15
もうこれ以上は必要無いよ
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16
朝が来るまでおやすみ
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17
こんな小さな世界 興味は無いだろう
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18
君の体温に包まれていたいから
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19
次の頁めくるの待っていてね もうちょっと
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20
転がっていくスピードを 落とすので精一杯だった
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21
緩やかに落ちていくのも惡くない、とか
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22
「幸福の形は人それぞれ」 なんてさ
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23
もういいや 夜は訪れた それだけの事だろう
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24
「そのままでいいの」なんて言葉でさ
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25
柄にも無く「天使のようだ」と笑った
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26
傷跡にもならない日々を
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27
奇跡のように殺してくれたのは
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28
どうしようもなく美しい涙
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29
数秒間足らず駆け抜けてった
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30
雨の海に二人潜って
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31
深夜零時に時が止まった
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32
水没感の果てに立っていた
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33
もう二度と無いような景色だった 夢でさえも描けない
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34
それが僕の世界の全てだったなあ
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35
君の体温に包まれていたいから
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36
次の頁めくるの待っていてね もうちょっと
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37
転がっていくスピードを 落とすので精一杯だった
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38
緩やかに落ちていくのも惡くない、とか
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39
「幸福の形は人それぞれ」 なんてさ
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40
もういいや 夜は訪れた それだけの事だろう
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41
「またね」って言葉が嘘になって
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42
遠い空の絵に吸い込まれた
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43
深い海の底で二人泳いでるのは
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44
間違った世界
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45
街は呼吸している 僕は一人で溺れている
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46
甘い香り 泣き出しそうになるから
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47
時を止めてさ 歌い続けよう
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48
大人になれない僕と君の歌は
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49
普遍的な結末を迎えて
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50
後日譚さえも描かれやしないようだ
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51
感動も抑揚もなく閉ざされた
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52
ああ 転がっていくスピードを 落とすので精一杯だった
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53
緩やかに落ちていくのも惡くない、とか
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54
「幸福の形は人それぞれ」 なんてさ
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55
もういいや 夜は訪れた それだけの事だろう
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56
君も嘘になった? 遠い空の絵 切なくなる
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57
深い海の底で二人泳いでるのは
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58
間違った世界
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59
街は呼吸している 僕は一人で溺れている
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60
甘い香り 泣き出しそうになるから
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61
時を止めてさ 歌うんだ
