
月下美人
己龍
站長
月下美人
己龍
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1
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
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2
此処は桃源郷 瞼綴じ蹲る
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3
「見ず」「言わず」「聞かず」「触れず」「感じず」…夢心地?
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4
首を垂れて今際を待つ私は既に枯れた躯
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5
縫い合わせた蕾を断末魔で切り裂けば
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6
花の色は目が眩む悲鳴 命紡ぐかの様に叫ぶ
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7
昨の影が手招きする 私に搦み付く虚ろ
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8
振り払えば立ち眩む痛み 然れど明に手を伸ばし叫ぶ
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9
夢に触れれば儚い 現に触れれば慥か
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10
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
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11
うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし
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12
両の手が眼を覆い暗い暗いと嘆いて
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13
憐れみに腐るその様 夢見がちな滑稽と
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14
首を垂れて今際を待つ私は既に枯れた躯
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15
啄まれる痛みが引き摺り回すのは現なり
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16
泣き喚き白に染まる 「透明」然れど其れは「極彩」
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17
私はただ私で在れ 未だに搦み付く虚ろ
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18
振り返れば無色の甘い蜜 酔えばまやかし心は満つ
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19
夢に触れれば儚い 現に触れれば慥か
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20
咲けば枯れて散って朽ちて終わる命
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21
花が開きその時を刻む月夜
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22
生ける屍と化すのか 死すまで生を叫ぶか
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23
風に揺れ夢撫でるか 風に揺れ現撫でるか
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24
花の色は目が眩む悲鳴 命紡ぐかの様に叫ぶ
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25
昨の影が手招きする 私に搦み付く虚ろ
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26
振り払えば立ち眩む痛み 然れど明に手を伸ばし叫ぶ
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27
夢に触れれば儚い 現に触れれば慥か
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28
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
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29
うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
